沖縄県精神保健福祉士協会 会長あいさつ



        沖縄県精神保健福祉士協会      会長  真栄平 勉


  沖縄県精神保健福祉士協会ホームページにお越しいただきありがとうございます。

  当協会は2010年6月に全国大会を沖縄で開催することになったことをきっかけにホームページを開設する運びとなりました。
 
会員はもとより、たくさんの方々にアクセスしていただきたいと願っています。

   さて、沖縄県精神保健福祉士協会は、1983年に発足した「沖縄精神科医療ケースワーカーの会」が前身となっています。その 
  当時の会員は30人余でありました。国家資格はもちろんなく、1人職場が多くまた他職種からの理解がなかなか得られない厳し
  い中で、何とか当事者のお役に立ちたいと踏ん張っている時代でした。


  私たちの悲願であった1997年の国家資格成立を機に会員が増加し、2009年1月現在、265人と組織が拡大してきました。
  また会員の所属機関を見てみますと、従来は大半が医療機関で働いていましたが、現在では地域の施設、行政、司法、教育分
  野と精神保健の課題の拡大を背景に職域が拡
がってきました。まさに隔世の感がいたします。

  精神保健福祉士は、精神科ソーシャルワーカー(PSW)という名称で1950年代より先達が実績を重ねてきた歴史のある専門職
  です。社会経済状況の変化に伴い、国民のメンタルヘルス課題は増加の一途にあり、精神保健福祉士の役割は、ますます重要
  になってきます。一方では養成の在り方やソーシャルワーク資格の将来像など避けては通れない課題が山積しています。


  どのような状況にあっても、目の前にいらっしゃる当事者と丁寧に向き合っていくことが基本スタンスです。沖縄県精神保健福祉
  士協会は専門職能団体として、入院患者の地域移行への促進や生活支援に全力で取り組んでいきます。そのためには会員個
  々 の資質向上は欠かせませんので、研鑽の場を積極的に提供していきたいと考えています。


  また、他団体の連携、協力をいただきながら地域住民のメンタルヘルスケアに寄与していきたいと思っていますので、よろしくお
  願い申し上げます。




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